CookBook

Azure 上に iAP を構築する方法

投稿日:

 

この CookBook では、Azure の Virtual Machines 機能を用いて、スタンドアローンで intra-mart Accel Platform を構築する方法について紹介しています。

レシピ

  1. Azure 上に仮想マシンを作成します。
  2. Azure 上で DNS ラベル名を設定します。
  3. Azure 上でポートの開放を設定します。
  4. Azure 上に作成した仮想マシンのポートを開放します。
  5. Azure 上に作成した仮想マシンに iAP をインストールします。
  6. Azure 上の iAP にアクセスします。

1. Azure 上に仮想マシンを作成します。

以下を参考に仮想マシンをAzure上に作成します。
Azure ポータルで Windows 仮想マシンを作成する

仮想マシン名、OSユーザ名、パスワード、リソース等はすべて任意に設定してください。
OS はこの CookBook ではWindows Server 2012 R2 Datacenter を利用します。

2. Azure 上で DNS ラベル名を設定します。

本手順は必須ではありませんが、作成した仮想マシンに DNS ラベル名を登録しておくと、IPアドレスではなく名前にてサーバーにアクセスできるようになるため便利です。

以下を参考に仮想マシンに DNS ラベル名を設定します。
Azure ポータルでの完全修飾ドメイン名の作成

3. Azure 上でポートの開放を設定します。

  1. Network security groups を開きます。
    cookbook113651_nsg_1_en
  2. ステップ 1 で作成したセキュリティ グループを選択します。
    cookbook113651_nsg_2_en
  3. Inbound security rules を選択します。
    cookbook113651_nsg_3_en
  4. 添付のように設定します。
    cookbook113651_nsg_4_en

ここで重要なのは、「TCP」の「8080」ポートを「許可」することです。
他は任意で構いません。

4. Azure 上に作成した仮想マシンのポートを開放します。

ここからは Azure ポータル上の操作ではなく、作成した仮想マシンにリモートデスクトップでログインしてからの作業となります。

  1. Control Panel を開きます。
  2. Windows Firewall を開きます。
  3. Advanced Settings を開きます。
  4. Inbound Rules を右クリックし、New Rule を選択します。
    cookbook113651_wfw_1
  5. Rule Type を Port に設定します。
  6. Protocol and Ports を TCP の 8080 に設定します。
  7. Action を Allow the connection に設定します。
  8. Profile の設定では、Domain, Private, Public をチェックします。
  9. Name は任意に設定してください。

5. Azure 上に作成した仮想マシンに iAP をインストールします。

以下のセットアップガイドに従ってインストールを行ってください。

intra-mart Accel Platform セットアップガイド

6. Azure 上の iAP にアクセスします。

画像の赤枠部分に表示されている DNS 名を確認します。

cookbook113651_dns_1_en

DNS 名が例えば my_dns_label.japaneast.cloudapp.azure.com であった場合、http://my_dns_label.japaneast.cloudapp.azure.com:8080 でサーバーにアクセスすることができます。

-CookBook
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

IMBox の「Like!」を別のキャプションにする方法

この Cookbook では、IMBox の「Like!」を別のキャプションにする方法を紹介します。 具体的には、「Like!」を「確認」に変更する方法を紹介します。 この Cookbook では、日 …

no image

スクリプト開発モデルで作成した1つのページソースを複数の画面で利用する

このCookBookでは、任意のスクリプト開発モデルプログラムをコールして部分ページソース挿入を行う方法を紹介します。 部分ページソース挿入は<imart type=”include”>タ …

no image

WebServer へのリクエスト情報から動的に BaseURL を決定する方法(Apache 編)

ここでは、WebServer(Apache)へのリクエスト情報から BaseURL を動的に決定する方法を BaseUrlProvider のサンプル実装、Apache との連携例と共に紹介します。 …

BloomMakerでワークフロー処理モーダルと動的処理対象者設定機能を利用してWorkflowコンテンツを作成する

このCookBookでは、BloomMakerで、ワークフロー処理モーダルと動的処理対象者設定機能を利用したWorkflowのコンテンツを作成する方法を紹介します。 本稿では、BloomMakerでワ …

no image

入力画面の後に入力内容の確認画面を設定する方法

このCookbookでは、入力画面からの登録時に入力内容の確認画面を設定する方法を説明します。 この方法は、以下の製品で作成したアプリケーションやフローで利用できます。 IM-FormaDesigne …